これまでの仕事の経験を生かして、独立せざるを得なかった。

2010年に27歳という年齢でマーケティングコンサルタントの仕事を始めた『さえきしずお』さんは何を思い、どのようにして起業をしたのでしょうか。その時の思いを語って頂きました。

コンサルティング

名前:さえきしずお 35歳

起業をしたビジネスの内容、設立年:

マーケティングコンサルタント、2010年

起業しようと思ったきっかけ:

その当時は、小さな会社で販売戦略の責任者をしておりました。ある時、会社にとって重要な某クライアントに対して社長が詐欺まがいのことをやったことが発覚します。法律上問題のある行為ではありませんでしたが、倫理上は非常に問題のある行為でした。すぐに社員全員で社長にそれをやめるように進言しましたが、全く受け入れてもらえませんでした。これがきっかけで殆どの社員が会社をやめてしまいます。そして、私もこの機会に独立することを決意しました。

なぜそのビジネスを選んだのか?:

会社を辞めると決めてから、その後のことについて考え始めました。そして、事の次第を当時懇意にさせてもらっていた知り合いの経営者に相談したところ、「それなら独立して今の仕事を続ければいいじゃん」と意外とあっさりと独立の話をされました。実は、私は自社の販売戦略を担当するだけではなく、同時にコンサルタントとしてクライアントへのアドバイスや提案も行っていました。そこで、今後はコンサルタントとして今までと同じような仕事を独立してやっていけばいいというのがその経営者からの提案でした。そして、実際にそうしました。

起業をするにあたり、誰に相談をしたか:

私には起業にあたって2人の相談者がいました。1人目は年配の経営者で、経験豊富で幾つかの会社のアドバイザーや経営に関する講演もやっている方です。この方には、具体的なアドバイスはもちろんのこと、それ以上に精神的な支えとなっていただくことができました。2人目は同年代の経営者です。20歳頃からすでに自分で事業を行っていた方で、会社が近かったこともあり、よくお昼を一緒に食べに言ったりしていました。私に販売戦略に関するノウハウを伝授してくれたのもこの人でした。

開業資金は準備をしたか? した場合はどの程度?そしてどのように準備をしましたか?:

・準備した:×

起業を考えてから、実際に起業をするまでの期間はどの程度か?:

約1ヶ月

準備期間にやっていたこととは?(○か×でご回答ください)

・起業セミナーでの情報収集:×
・ビジネスプラン作成:○
・事業計画書の作成:○
・ホームページの開設:×

起業に当たって、何に一番悩みましたか?

こういった自体になるまで、私は自分自身が起業することなど一度も考えたことがありませんでした。社長として人を引っ張っていくよりも、参謀として意見を進言するほうが自分には向いていると思います。ですから、起業してこれからは「全て自分の責任」でやっていかなければいけない、というそのこと自体に大きな不安を感じていました。自分には不得意なことも何もかも全て自分でやっていかなければいけない、そう思うと本当に大丈夫なのかなという気持ちになりました。

上記の悩みを解決し、最終的に起業に踏み切れたのは要因は?

正直に言ってしまえば、起業当初の不安や悩みはほとんど消えていなかったと思います。私の場合は、もう後戻りはできない状態でした。選択肢は他にない状況の中で、起業に踏み切るしかありませんでした。もちろん、それでも相談者の存在は大きかったです。何かあれば相談できるという気持ちが、前進していくにあたって大きな心の支えとなりました。実際に最初の頃は本当に色々なことを手伝っていただけました。躓きそうになっても、それで大怪我しないように近くで見てくれている人がいる、というのは本当に大切なことだと思います。

起業後のビジネスの状況について:

私にとって重要なことは自由と時間です。大金持ちになりたいわけでもありませんし、偉大な経営者になりたいわけでもありません。とにかく、自分のやりたいことをやるための自由と時間が欲しいのです。ですから、収入はまあそこそこですが、好きなことをするための時間はちゃんと確保しています。興味の持てる仕事をして、大好きなサイクリングに奔走し、毎日ちゃんと十分な睡眠を取り、喫茶店でのんびりと本を読む時間も確保できる。このような生活が私の理想です。そして、現在はそのように過ごせています。激務で自由な時間がほとんどなかった会社員時代と比べたら夢のような毎日だと感じています。

現時点での満足度:

100/100点